履歴書には、氏名や年齢、性別、住所や連絡先などを記載します。これによって、採用担当者は応募者の身元を知ることができます。また、学歴や職歴、取得している資格や免許、趣味や特技を記載する欄もあります。JIS規格履歴書には、健康状態や自己PR、志望動機、退職理由などを書く欄もあります。
履歴書は職務経歴書と被る部分もあるので、不要とするところもあるものの、やはり選考に必要なと書類として両方の提出を求める介護施設や事業所が多いです。
履歴書は、その人に関する基本情報を知ることができる書類で、入り口的な役割を果たしています。そのため、これがきちんと書かれていないと入り口でつまずいてしまい、職務履歴書まで見てもらえず書類選考突破が難しくなります。
履歴書は基本情報を知らせますが、良い履歴書は「この人についてもう少し知りたい」「職務経歴書も見てみたい」と思わせる重要な働きをしてくれます。ですから、職務経歴書だけでなく履歴書もきちんと書く必要があります。
手書きで書く場合は丁寧に書き、誤字や脱字がないようにし、パソコンで作成する場合はフォントを統一するなど注意して作成します。
手書きでもパソコンによる作成でも、志望動機や自己PRの記載が少なく余白が多いとやる気がないと取られてしまうので、書類選考で不利になります。また、あまりにもたくさん書いてあると読みにくく、読む側への配慮を欠いているという印象も与えてしまいます。
そのため、履歴書に志望動機や自己PRを書く際には、内容はもちろん文章のボリュームにも気をつけましょう。